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ベロシップが家族の絆を強くする

by Remi Hirano, 2014.11.11

ベロシップが家族の絆を強くする
「味覚」って書くと難しくなるので、「ベロ」と書きますが、このベロというのは人それぞれ違うので、どれが正しいかは正直よくわかりません。グルメの大家と言われる方が絶賛するお店で食べても、ちっともおいしいと思わないこともあります。そういう時は「私の舌が間違ってるのかしら」なんて考えなくても大丈夫です。ベロは人それぞれ。どの家庭でも、その家代々の味があり、娘はお母さんから、お母さんはそのお母さんから受け継いできた味で、ベロが教育されます。味は一軒一軒ちがうわけで、みんなが同じベロにはなりません。

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結婚相手とベロの相性

結婚するときは、違うベロ教育を受けてきた二人が一緒になるのですから、どんなに愛し合っていても、ベロまで一心同体になるのは難しいわけです。もちろん愛する人が作れば何でもおいしいと感じることはあるわけですが、それが一生続くとは限りません。片方が相手に歩み寄るか、それとも相手を教育しなおすか、そういう努力も必要になってきます。私の場合、偶然ですがベロの趣味がほとんど夫と一致していました。これはとてもラッキーなことだと思います。それでも辛さとすっぱさに関しては、意見が分かれます。私は辛さとすっぱさは強くて平気。夫は弱い方。これだけは悩みの種です。

ベロシップが家族の絆を強くする

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ひと手間加えて我が家の味に

「おふくろの味」という言葉がありますが、子育てをするときは、食べさせる料理が子供のベロの原点になるので、お母さんの責任は重大です。特に仕事をもっている忙しいお母さんは、どうしてもレトルト食品やスーパーのお惣菜に頼りがちですが(気持ちはよ〜くわかります)、そこが踏ん張りどころです。出来合いの料理でも、頑張ってひと手間加える、というのが私の考えです。
子供がまだ小さい頃、仕事の帰りが遅くなったので、夕飯にコンビニのおでんを買って帰ったことがありました。でも味見をすると、我が家の味とはほど遠いものでした。私はスープを捨て、冷蔵庫に保存しておいたとっておきのダシにお湯を加えて、買って来たおでんを少し煮込んで子供に食べさせました。その場しのぎですが、こうして「おふくろの味」を守ったことはよくあります。

ベロシップが家族の絆を強くする

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ベロシップが家族の絆を強くする

仕事とお母さんの両立は大変ですが、頑張って料理して、子どもが小さいうちからわが家の味に親しむようになればしめたものです。一家でベロの感覚が共通だと食卓を囲むとき楽しいですからね。ベロをしっかり育てておけば、思春期を迎えた子供たちも、ちゃんと家に帰ってくるようになります。これを私は「ベロシップ」って呼んでいます。「スキンシップ」みたいに、「ベロシップ」。スキンシップと同じくらい大事なことだと思います。これには、お父さんの協力も不可欠です。お父さんがお母さんの料理に文句ばっかり言ってたら成り立ちませんからね。世の中のお父さんへ。お母さんのお料理をたくさんほめてあげてください。

このホームページには、「お腹の底から幸せになろう」なんてキャッチコピーをつけましたが、食卓を囲む家族が笑っているのって、とっても平和で幸せなことだと思うんです。だからそういう家庭がもっともっと広がって、町全体、国全体そして地球全体に広がって欲しいと思います。そしたら世界は平和でしょ。その真ん中には、キッチンに立つお母さんがいる。大げさかもしれませんが、「世界平和はお母さんがつくる」そう思えば、日々の料理にも気合いが入ります。

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