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三谷幸喜さんの
「2013年砂肝の旅」

by Remi Hirano, 2014.11.03

三谷幸喜さんの「2013年砂肝の旅」
三谷幸喜さんとは、プライベートでもお付き合いする仲良しです。わたしの料理をすごく気に入ってくれていて、去年の年末にお料理の本をプレゼントしたら、年末年始は、ほぼ毎日その料理を作ってくれたのだとか。いつもおいしいおいしいって言って食べてくれるので、三谷さんがうちに遊びにくる時は、もっと喜ばせてあげようって、料理の腕が鳴ります。
三谷さんが気に入ってくれている料理のひとつに、「砂肝ラー油」があります。レシピは簡単。砂肝を食べやすく切って、さっと熱湯を通して水を切り、熱いうちにしょうゆ9対ラー油1の割合のタレをかけ、まぜ合わせる(味がしみ込むほど美味しい)。たったそれだけの簡単料理。この料理をつくるため、三谷さんは初めて生の砂肝を買ってきて、自分で調理したんだそうです。砂肝の生々しい姿があまりに印象的だったようで、三谷さんが連載している朝日新聞のコラムで、そのエピソードが紹介されました。その記事があまりに面白かったので、一部を紹介させていただきます。
三谷幸喜さんの「2013年砂肝の旅」

まな板の上に広げて、生の砂肝が思った以上に「臓物」チックなのでたじろぐ。すごいビジュアルだ。今まで何度となく食べてきた、串に刺さった調理済みの砂肝とは、まるで形状が違う。かなりでかいし、色も形も、激しく生々しい。なんというか、どこかの星の砂の中に生息している地球外生命体のようだ。(一部省略)細かくした砂肝をお湯でさっと茹でてから、醤油とラー油を合わせた汁に漬け込む。これで完成。レシピには「簡単なのにド肝を抜く美味しさよ」とあったがまさにその通り。ビールが飲めない僕が、無性にビールを飲みたくなるほどの美味しさと言えば、分かって頂けるだろうか。ただ完成してみると、大きめのプラスチック容器に入りきらないほどの量。日持ちはするらしいので、これから毎日少しずつ頂くことにします。
生の砂肝のインパクトが強過ぎて、その夜の夢は、自分の乗ったロケットが不時着すると、そこは「砂肝の惑星」。顔から上が、火の通っていない砂肝の人たちに(なぜか浴衣姿)、握手を求められるというもの。この初夢、縁起がいいのか、悪いのか。一応、皆さん歓迎してくれたので、良しとしたいと思う。

[朝日新聞 H25.1.10掲載 三谷幸喜のありふれた生活「2013年砂肝の旅」より]

三谷幸喜さんの「2013年砂肝の旅」

三谷さんらしいとっても愉快なエピソード。自分が教えてあげた料理が、人に喜んでもらえて、その体験が初夢にまで出てきちゃうというのは、とっても嬉しいものです。人に料理を教えたり、うちに招いてご御馳したりするのは、「ちゃんとおいしいって言ってもらえるかな〜」なんてちょっと心配だったりしますが、自分の料理の腕を上げるいいチャンスです。意外なカタチで人の記憶に残ったりもするので、是非みなさんも、大切なお友達に、たくさん料理をつくってあげてください。

砂肝レシピはさっき書いた通りです。ビールがじゃんじゃん進むので、ぜひ作ってみて下さいね。

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